いよぎん地域経済研究センター(IRC)が3日までにまとめた愛媛県内企業の人員過不足に関するアンケート結果によると、人手不足と感じている企業は4割を超え、約3割だった前回調査の2014年よりも深刻化していることが分かった。
 「不足」「やや不足」としたのは43.4%で、前回比13.5ポイント増加した。今後3年程度の先行きでは51.8%が人員不足になると見通しており、状況の悪化が懸念される。
 人手不足の回答割合を見ると、製造業が36.4%(15.2ポイント増)、非製造業は47.7%(13.0ポイント増)。業種別では、旅館・ホテル業や運輸業(陸運)で7割を超えており、機械化による省力化などが難しい業種ほど不足感が強い傾向となった。